2010年02月16日

『一天地六の法則』カカトコリ著

あなたは、きちんとお客さんを断っていますか?

京都の老舗の和菓子屋さんに行って、
きんつばや道明寺や最中をいくつか注文すると、
陳列ケースの中に、まだたくさんお菓子が入っているのに、
女将さんから「今日は売り切れました。」といわれることがあります。

え?なんで?まだたくさん残ってるのに!

これは、あなたが「一見さん」だからです。

売ってくれない理由はこうです。

小さな和菓子専門店では、旦那さんが毎日一人でお菓子を作っています。
ですから、一日に作れる数が決まっているのです。

そしてその数は、
近所に住む人、いつもごひいきにしてくれる人たちだけの分と、
ほんのいくつかしかないのです。

ですから、いきなり飛びこんで、10個くれ、と注文されても、
売ってあげられないのです。

この女将さんは、だれに教えられたわけでもないのに、
経済学用語の「パレートの法則」を知っています。

会社の売上の八割は、たった二割の客が作り出す、
という法則です。

きっと、平安時代から連綿と続く人間関係の中で、
体得してきたのでしょう。

もし、あなたが常連客用の和菓子を10個買うことで、
常連客5人が楽しみにしていた和菓子が手に入らなかったとします。

するとこの5人は、ほかの店にいってしまうかもしれないのです。
そうなると大損害です。

小さな店ほど、数少ない常連客で成り立っています。

ですから、老舗ほど、常連客を大切に扱っているのです。

ここで文句を言う人は、世の中を知らないヤボというか、
経済活動の原理原則さえ知らないオバカさんです。

「お客様は神様です」というのはたしかに真理なのですが、
それは、あなたのお店や商品の良さを理解してくれている
たった二割のお客を示しているのです。

ですから、あなたがもし、お店を持った時は、十分注意してください。

あなたのお店がスナックかバーだったら、
絶対に、酔っ払って正体をなくした人や、大声で騒ぐ人を、
お店の中に入れてはいけないのです。

「お客様を大切に」の本当の意味を理解していただけたでしょうか?

本当に大切な「上得意様」は、
「いつもの」感謝をこめて、
「常得意様」と呼んでみませんか?




「一天地六の法則」 集客の鬼カカトコリ 著






一天地六の法則

一天地六の法則

  • 作者: カカトコリ
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2009/08/04
  • メディア: 単行本



posted by このはなさくや at 10:59| 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。